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 親会社は厚生年金基金に加盟していました。厚生年金ではありません。厚生年金はお国の制度、厚生年金基金は私企業が独自に、あるいは私企業が集まって設立した従業員のために積立てしていた年金基金です。

 年金基金は民主党政権時代に存続する基準が見直され、そのままでは維持できなくなり多くの厚生年金基金が解散せざるを得なくなりました。歳を取ってから年金基金から月に直すと2~3万円が受給できたのですが、解散に伴い残金を分配しておしまい、となりました。

 その解散分配金を心待ちにしているのです。
 同業で長年勤務された方は分配金が100万円を超えていたそうです。もちろん、基金によって運用が違いますから一概には比較できませんが、参考にはなります。私も100万円とは言わず、70から80万円ほど分配金がないかなあ、と期待しています。

 昨年の夏ころ案内が来る、いや延びて年末だ、待て待て年明けだ、2月には来るだろうと、毎日郵便受けを開けるときに期待を高めていたのですが、昨日親会社の総務から文書がきました。計算が遅れている、とのことでした。

 「予想以上に時間を要しており、終了の目途が立たない状況にございます。分配金の支払いは厚生労働省の承認後、6月下旬若しくは7月下旬ころを見込まざるを得ない状況となっております」えー、一年近く後ろへずれてしまいました。

 「4月から5月にかけて分配金額通知書と並びに選択申込書を送付させて頂きます」
4月か5月にならないと分配金額のお知らせが来ない、のです。昨年夏から今日までの、郵便ポストを開ける時の期待感は何だったのでしょうか。
 喪失感、とはこういう時につかう言葉だったのでしょう。ものぐるほしかれ、とは上手い表現です。さすが吉田兼好。

 親会社の総務からはメールで送られてきました。メールの地文には「OBを含めお問い合わせが相次いでおりますので、基金清算事務局からの文書をお送りします」とありました。そりゃ問い合わせするでしょう。OBにしてみれば今まで貰っていた基金の年金がなくなり、死活問題の方もいるでしょうから。
 我々現役世代もどうなるか注視しています。私などは分配金を当てにしてトイレのリフォームとベトナムへ旅行までしてしまいました。両方とも「もうすぐ基金から分配金がでるから」という理由で使ったわけです。なんという計画性のなさでしょう。

 こうなったら、ますます首を長くして、妖怪ろくろ首くらいにしてお待ちするしかありません。分配金通知書が届くまで、あと2ヶ月です。

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