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 朝、定期券付きパスモへ現金をチャージしようと少し早めに家を出ました。

 駅のチャージ機の前に着いて、さあとお財布を出したら定期券が見当たりません。あれ?とカードとカードの間に挟まっていないかどうか、何度も確認しました。約10分格闘しましたが、やはりありません。
 諦めて切符を購入しました。「やばい、定期券を紛失してしまった!」後悔先に立たず、です。

 電車に乗ってスマホで「定期券紛失 再発行」で検索すると、どうやら再発行は可能なようです。少し安心すると共に、昨日の足取りを確認してみました。

 会社の帰りに改札を出たのですから、それまでは定期があったことは間違いありません。問題はその後です。
 「あ!」思い至りました。帰宅前にミンティアをFマート(仮名です)で買いました。その時PASMOで支払ったのです。しかもレジの読み取り機が新しくなっていて、真上から読み取る機械でした。私はPASMO払いをする時は必ず財布から定期券付きPASMOを取り出してピッと致します。
 「読み取り機に、そのまま置いてしまったのだ!」なんということでしょう。

 会社に着き、いつも行くFマート(仮名です)の電話番号を調べようとしたら、普段何気なく使っているコンビニ店の正式名称が分からず難儀しました。毎日使う最寄り駅の周囲に5店舗もFマートがあるのです。地図で確認したりして、何とか分かりました。

 朝の忙しい時間帯を避け9時30分まで待ち、電話しました。
「昨日の夕方、PASMOで支払って置き忘れた気がしますが、届いていませんか?」
すると男性の若い声で「お名前伺っても良いでしょうか?」と聞かれました。もちろん、と「むーちょぱみゅぱみゅ、です」と告げると「お預かりしております」「ああ、良かった。今夜取りに伺いますが、何か必要なものありますか?」「個人名が分かるものなら何でも結構です」「では免許証を持って行きます。お手数かけます」「いえいえ、お待ちしております」

 というやりとりがあり、夜には無事に定期券は戻ってきました。
 ショックでした。
 妻に事情を話し「だんだん老化が進んでいるようだ。おかしな言動があったらすぐに教えて」と言いました。すると妻は「自分で冷蔵庫に入れた物がない、ない、と騒いでいる」と即座に返してきました。

 あー、嫌だ嫌だ。
 やはり歳を取っているのですね。
 少なくともPASMO払いをする時はお財布から出さずに決済することを心がけます。

 
↓ Fマートの店員さん、ありがとうございました。                                                            
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