株価の下落を待てる気持ち【高値掴みはもうしない】 : インデックス投資家の老後生活<実践編>

　ご訪問ありがとうございます。

　一昨日、昨日の日経平均は大幅反落しました。NYダウも昨朝は急激な下げ。1800ドルを超す下げとなりました。
　しかし心は動きませんでした。「さあ！下がった！買い増しだ！」とは到底思えませんでした。随分変わったな、と思った次第です。

　個別株を手がけていた頃は、狙っていた会社の株価が少し下がると「今だ！」とばかりに買いに行きましたが、買えばさらに下がり、結局高値掴みをしていました。そして戻るまでじりじりし、最後は買値に戻ったところで売ってしまう、の繰り返し。時間と労力をかけても実は成りませんでした。

　インデックス投資家になって一番の変化は多少の株価変動を「景色」として見るようになったことです。
　3月の暴落の時は心が動き、買い増しを多少しましたが、この2，3日の変動は電車の中から眺める景色。「あ、雨だ」「晴れ間が出てきたぞ」と思うところはありますが、行動に移すことはありません。
　本当にグンと、歴史に残るような暴落でなければすることはありません。日々、淡々と粛々と積み立てするのみ。

　投資をしている以上、株価の上昇を期待することは当たり前。しかし、下がる時もあります。それをいちいち気にしないで良いところがインデックス投資。騰がったらもちろん嬉しい。下がれば口数が多く変える。
　結果「どっちでも良いや」という気持ちになります。

　騰がった！下がった！日々の値動きに囚われない生き方ができる。気持ちの平穏を保てる。それだけでもインデックス投資家になって良かったなあ、と思うのでした。

　
↓昨日の朝、起きて目にしたダウの急落。とくに何もしませんでした。
　　　　　　　　　　　