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 世阿弥の「風姿花伝」が凄い本だと繰り返し、このブログでも称賛して来ました。「表現者必読の一冊」として、私も多くの方に勧めております。受け持つセミナー講座の受講生にもご紹介をすることがあります。
 十四世紀、室町時代に書かれた書物とは思えません。現代に通じるものばかりです。私は「表現者必読の本」と思っています。

 この風姿花伝を齋藤孝先生が解説をした本です。斎藤孝先生と言えば「声に出して読みたい日本語」を書かれた方。大ベストセラーになり、私も愛読させて頂きました。

 期待を込めて購入しました。光文社新書 800円+税金

 分かりやすく解説がされていますが、現代に置き換えた具体例が芸能人のエピソードであったりして、軽さを感じます。
 入門書としては良いかも知れませんが、逆に「この程度」と誤解されてしまうかも知れません。「風姿花伝」の凄さを読者へ伝えるには、ご自分の体験と照らし合わせるのが一番だったのではないか、と思います。斎藤先生は能の先生について謡を習ったことがことがあるそうです。その時の体験などを「風姿花伝」に投影されたら、もっと深みが出たと思われます。

 やはり世阿弥の「風姿花伝」を読むべきです。能の指南書ではありません。繰り返しますが「表現する」ことがある人の必読の書です。それだからこそ何世紀もの間、永く読まれて来ました。
 いくつかの出版社から「風姿花伝」は文庫として発刊されていますが、私は「風姿花伝」と「花鏡」が併載されている、タチバナ教養文庫版を強くお薦めします。
                                            
スクリーンショット (679)

                                             
   それでは、また明日!!
                                                                            
   
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