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 久しぶりに「次のページが気になり、本を置けない」ことを経験しました。
 波多野聖著「メガバンク宣戦布告 総務部・二瓶正平」幻冬舎文庫 790円+税金

 地味な作家ですが、面白い小説を書いています。「銭の戦争」(ハルキ文庫)など何度読み返したことか。そして「メガバンクシリーズ」。波多野聖、忘れられない作家となりました。
 
 明らかに三菱UFJ銀行が舞台。そこで合併した三和銀行出身者や東海銀行出身者が隅に追いやられ、三菱出身者が「三菱銀行」の名を復活させようと暗躍。財務省や金融庁、果てはアメリカの中枢までも絡む大事件が勃発。そこで活躍するのが東海銀行出身の主人公。
 小説では、もちろん実名ではありませんが、読んでいけば三菱、三和、東海、とすぐに分かってしまいます。虚実入り交じり、どこまで本当でどこからかフィクションなのか分からないくらいデテールが利いています。

 文庫で450ページ以上ありますが、2日で読み切りました。「あー、面白かった」としか言いようがありません。結末の大団円へ向かい、多少ご都合主義な展開もありますが、そのような瑕疵を補って余りある構成となっています。
 お薦め致します。

 次作「メガバンク絶体絶命」も購入済み。読み始めています。
 そして10月7日には第三弾「メガバンク最後通牒」も発売されます。カレンダーに印をつけました。楽しみがひとつ増えました。


       
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   それでは、また明日!!
                                                                            
   
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