マーケット総合1面

「バイデン氏優勢に動揺
 接戦の大統領選、市場警戒」

 昨日の日経平均は350円余りもの下落となりました。アメリカ大統領選挙の結果が意識され始めたようです。

 「テレビ討論会は午前11時半ごろに終了。日経平均の午前取引の終値は前日比で29円安と横ばいだった。ところが、米CBSが討論会についての世論調査でバイデン氏の勝利が48%と、トランプ氏の41%を上回ったと昼休みに報じると、先物主導で急激に売りが膨らんだ」
「法人税引き上げに言及したバイデン氏が優勢となり、短期的な経済への悪影響が連想されたと話す」

 バイデン優勢は前から分かっていたことですが、テレビ討論会での勝敗は大統領選挙を左右します。昔、ケネディとニクソンが選挙戦を戦った時、ケネディが若く元気な候補を印象づけて当選しました。それからはテレビ討論会が大統領選挙において重要な位置を占めるようになりました。

 「金融規制の強化を掲げるバイデン氏はウォール街の天敵との印象も強い。三菱UFJファイナンシャル・グループと野村ホールディングスが5%安となり、金融株にも警戒感が強くにじんだ」
 そして、僅差が更なる混乱を呼び込む可能性を秘めています。

 「相場全体としては警戒感の方が強い。世論調査をきっかけに、米国政治の混乱が大統領選挙後も続くという深刻なシナリオを意識し始めた」「選挙結果が僅差となれば、法廷闘争にもつれ込むかもしれない。大統領選と同日の上下院選でねじれ議会が発生することも考えられる」「過去の経験則からみても、米大統領選が接戦の年は経済政策の不透明感から株は下落しやすい。ブッシュ氏(子)とゴア氏が争った00年、ブッシュ氏とケリー氏が争った04年と、いずれも僅差だった年の10月には日経平均は下落した」

 今日から10月。選挙日まで1カ月余り。バイデン氏が優勢で大統領になる、と織り込むまでは株価が大きく下がる可能性があるわけです。

                    
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