国際1面
「失われた1000万人
飲食・娯楽が半数
雇用回復 業種に偏り
失業者、新産業移転カギ」
私が就職した年は、どちらかと言うと就職難。同級生はそれなりに苦労して入社したものです。その時に、食べ物関係は必要性が無くなることはない、と新興の外食チェーンに入社した人もいました。
確かに昔から、飲食関係は食いっぱぐれがない、と言われていたものです。しかしコロナは、それをも崩しました。
「米景気 回復への難路」今日は「下」となります。
「米国の雇用者数は9月で約1億4100万人だった。コロナ感染拡大前に付けたピークの2月(約1億5200万人)と比べて1千万人も少ない。米国は08年に起きた金融危機後の約2年間で900万人近くの雇用を失った。今回は4月だけで、2千万人超減った」
2千万人の雇用者減。規模の大きさが良く分かりません。
「雇用回復は業種によって偏りがある。なかでも厳しいのは、人と人とが接しざるを得ないサービスやレジャー産業だ」「2月に1680万人だった米国の飲食・レジャー関連の雇用者数は、9月に1204万人まで減った。米国の失われた1千万人の雇用者数のうち約半数(482万人)を飲食・レジャー産業が占める」「飲食業は営業規制が課せられたままの地域が多く、回復が遅れている」
この先も光は見えて来ません。しかし。失業の半数が飲食・レジャー産業とはかなり深刻です。
好調なのは倉庫業と小売業です。「ネット通販の急増を背景に125万人と過去最高の更新が続く。営業規制の対象外の食品スーパーも1月と比べ312万人と5万人増えた」
私の会社も運輸・倉庫業。しかし、個人宅配送ではなく企業が相手。イベントなどの中止、延期もあって何とかやり繰りしている状況です。同じ倉庫業でも濃淡があります。
1000万人の雇用喪失。このまま失業手当が切れる時が来たら、どうなるのでしょうか。今活況を呈している倉庫業や小売業へ失業者をシフトせよ。ことはそうそう簡単には行きません。働く業種を変えることは、かなりの決断が必要になります。
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