総合1面

「投信残高、5年半ぶり最高
 株価回復、個人マネー流入
 長期運用へ商品選別」

 バイデン新大統領の経済政策も気になるところですが、ここはインデックス投資家として投信の記事を取り上げます。

 「個人マネーが投資信託に流入している。2020年12月末の公募株式投信(上場投信除く)の残高は70兆円を超え、5年7カ月ぶりに過去最高となった。新型コロナウイルスの相場混乱時に株式で運用する投信に資金が流入した」
 残高70兆円ですか。凄い数値です。そして、コロナショックであえて投信へお金を振り向けた人も多いよう。よくぞ、あのカオスの時に投信を始めたものです。逆に驚いて慌てて売ってしまった人も少なくない、と言うのに。やはり花の裏の道を行くべきなのです。

 「1年で2兆円弱の資金が流入、世界的な株式相場の回復で資産評価額が4兆3000億円膨らんだ」
 これはこれで凄いことですが、私が気になったのは次の内容。「投信全体の商品数は同2%減の5913本となった。新規設定の乱造が止まり、5年ぶりに6000本を下回った」
 素晴らしいことです。資金流入もさることながら、こちらの方が私は嬉しい。結果として個人投資家の裾野が広がります。

 「これまでは証券会社が自社の営業目標にあわせて、ボーナス支給時期に新たな投信を設定することも多かった。各社が似たような投信を作り、顧客に乗り換えを促すこともあった」
 ひどい話です。そんなことするから、投資信託などするものではない、証券会社の鴨になる、と言われてきたのです。
 
 「金融庁は証券会社に投資家の利益につながらない商品や営業をやめるよう促している。運用を終了して投資家に資金を返す償還に踏み切る投信が増え、18年からは償還が新規設定を上回っている」
 金融庁、グッドジョブ!です。
 私は金融庁の姿勢に感銘しています。インデックス投資に弾みを付けるためにも金融庁のバックは大きい。
 一昨年に老後2000万円問題でミソを付けましたが、あれは出し方に問題があったものの内容はごく正しい。これまでの高齢者は2000万円持っていたから費やせた。これからもほどほど豊かな老後を送るには、それくらいが目安ですよ、ですから預貯金だけではなく投資もして資産を増やしましょう。ということです。
 まったく違っていません。
 これからも金融庁を応援します。
   

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